女性の尿トラブル

泌尿器科の中でも、男性にはなく女性特有の症状が出る疾患を扱います。

膀胱炎

急性膀胱炎は、体の抵抗力が落ちたり、極端な尿の我慢、性交渉で発症し、多くは大腸菌などの細菌が原因です。通常発熱はありません。1日に10回以上トイレに行くような頻尿になり、残尿感や排尿の終りに下腹部に響くような痛みが起こります。
また、尿が白く濁ったり、炎症が強いと血尿が出たりします。比較的若い女性が発症することが多く、主に抗生物質で治療を行います。

大抵の場合抗生剤を内服すれば2-3日で症状は消えるため、安易に考えがちですが、再発しやすく年に4-5回かかるような方は、一度専門医による検査が必要です。まれに尿路奇形や結石が原因であったり、大きな子宮筋腫が見つかることがあります。
特に、膀胱炎症状が先行し、その発熱する方は腎盂腎炎と思われます。その際、片側の右か左のはっきりした腰痛があれば、VUR(膀胱尿管逆流症)が強く疑われ手術治療しないと、腎機能に悪影響を及ぼします。

慢性膀胱炎は、閉経後の中高年層の女性に多く、急性型のような強い症状はありませんが、頻尿や残尿感、下腹部不快感が持続します。尿には通常細菌は証明されません。したがって、抗生剤も効果がなく漢方薬や膀胱の刺激症状を和らげる薬で治療します。
女性ホルモンの低下と関連が深く、更年期症状に対してホルモン補充療法を行うと、症状がとれることがあります。

過活動膀胱

尿意切迫感や頻尿、切迫性尿失禁をきたし、膀胱の蓄尿(尿を溜める)という機能の障害です。膀胱が過敏になっていて、尿を溜めて我慢することが難しくなります。
原因は、まだ解明されていません。40才以上の10人に1人は、この症状を経験しており年齢と共に多くなってきます。

※男性でも前立腺肥大症や前立腺炎ではしばしばみられます

腹圧性尿失禁

くしゃみや咳など、急にお腹に力がかかったときに尿が漏れます。尿道を支える骨盤底筋という筋肉がゆるむことが原因です。
年をとると誰もが筋力が落ちますが、女性は男性にくらべ尿道が短い上に出産などでさらに緩みます。
肥満になると内蔵脂肪の重みが骨盤にかかるため、さらに失禁しやすくなります。薬物治療と骨盤底筋を鍛える体操で治療し、改善が見られなければ手術治療を検討しま す。

骨盤底筋体操とは

肩やお腹の力を抜いて、リラックスして、トイレでオシッコを途中で止めるように肛門、膣、尿道を締めます。お通じやおならを我慢する要領です。お腹に余分な力が入らないように肛門、膣、尿道だけをきゅっと締め、ゆっくりゆるめます。できればゆっくり五つ数え るまで締めた状態をキープします。可能であれば、1日4~5回、繰り返してください。
テレビをみながら、横になって、いすに座って、お風呂の中で、外出先のバスや電車の中で、いつでもどこでも出来る簡単な体操です。
半年から一年で効果があらわれるため根気よく続けましょう。

特殊な膀胱炎として

間質性膀胱炎(膀胱部痛症候群)

間質性膀胱炎は、単純性膀胱炎と同じように昼夜を問わず尿の回数が多い頻尿を認めたり、尿意が起こり我慢できない尿意切迫感を感じたり、尿が溜まったときに膀胱に強い痛みが起こります。
原因は明らかにはなっていませんが、熟成チーズ、赤ワイン、大豆、柑橘類や炭酸飲料など酸性が強いもの、わさびや唐辛子、こしょうなどの香辛料、コーヒーなどカフェインの多く含まれているものを食べた後に痛みが強くなったりすることがあるため、尿中に排出される物質などの関与が示唆されています。

間質性膀胱炎(膀胱部痛症候群)の治療では、いくつかの方法を組み合わせて行い、完治 することを目指すのではなく、症状の緩和、消失を目標に行います。

骨盤臓器脱(性器脱)

骨盤内臓器を支えている筋肉がゆるみ、膀胱や子宮、直腸が膣から飛び出してきた状態です。 外陰部不快感や腹圧性尿失禁をしばしば伴います。
軽い方は薬物治療や骨盤底筋体操で改善しますが、重症になると排尿障害を起こすこともあり、基本的に手術治療がすすめられます。(リングやペッサリーは臓器の下垂を防止しますが、痛みや化膿を起こすことがあり短期的な使用が望ましいと思います)

医院概要

新橋の内科・泌尿器科新橋日比谷通りクリニック

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電話
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※当院は予約制ではございません
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